9月16日〜18日に庵治石の産地である、香川県高松市の庵治町と牟礼町へ行ってきた。
今回の目的は下記の通り
そして、当初の目的には含まれていなかったのだが、出発の前日に大掛かりな発破を行うとの連絡を受けた。
これは、またとない機会である故、急遽初日の予定を変更したのはいうまでもない。
さて、産地体験のお話を進めるにあたり、まずもって御礼を申し上げなければならない方々がいる。
今回の庵治石 産地体験を全面的に支援してくださった、有限会社 中村節朗石材の代表取締役である中村卓史様には感謝の念でいっぱいです。
また、お忙しい中、笑顔で迎えてくださった、有限会社 中村節朗石材と株式会社 NNストーンの両社の社長をはじめ従業員の皆々様にも厚く御礼申し上げる次第です。
本当にありがとうございました。
有限会社 中村節朗石材と株式会社 NNストーンの両社には日頃からお世話になっており、私達が関東周辺で庵治石を専門に取り扱えるのは、両社との信頼関係があっての事であり、私達が1から10までを執り行う事は絶対的に不可能であるが、この信頼関係があることによって1から10までに関わる事ができるのである。
故にこれが関東周辺で庵治石を専門に扱うことができる私達の最大の強みだと自負している。
この件に関しては、また別の機会にお話にできたらと思っている。
庵治石が採石できるのは、香川県高松市にある五剣山にある、3つの丁場(採石所)だけである。
中村節朗石材の自社丁場は野山地区にあり、ここでは最高品質の石がとれるとの事。
その理由については後に説明するので少々お待ちを。。。
発破は午後3時頃の予定だったが、火薬を詰める発破用の穴(今回は奥行き9mを34本掘ったとの事)から水が出た為にその穴の中を乾かしたりする作業がプラスされ、準備に多少時間がかかってしまったそうだ。
午後4時15分頃、野山丁場周辺に発破の合図を知らせるサイレンが鳴り響いた。
正直な話し、このサイレンの音が思っていた以上に小さく聞こえた。
しかし、今思い返してみると爆発音が大きすぎてサイレンの音の印象が薄れてしまったのではないかと思う。
あなたにもそんな経験がおありのはずだ…。直後の衝撃が大きすぎて寸前の出来事が記憶に残らない事態が。
百聞は一見に如かず。
いくら説明しても実際に見る事が何よりもわかりやすいと思う。
早速、今回の発破シーンをご覧になってほしい。
※再生ボタンを押す前に、音量の調節を確認して下さい。再生後、約12秒で爆発し、とても大きな爆発音が収録されております。
おわかり頂けただろうか?と言っても。
わからないと思う。
実際はこの映像の何倍もの衝撃があった。
そりゃそうだよね。
この地球に一発の大きな衝撃をあたえる瞬間をこの映像で理解して欲しいという方が無理な話しだ。
その場には、居合わせた人々が張りつめ緊張する様子や雰囲気、ざわつき。
そして匂いや現地の空気、気候など、言葉では表せない、独特の空気感が漂っていたのである。
下の写真の赤い円に注目して頂きたい。
小さくてわかりずらいが、これは人である。
故に、いかにこの庵治石の原石が大きいかがおわかり頂けると思う。
どうやら、今回はとてもいい石が採れたようだ。
山自体に衝撃を与えたので落石の恐れや、火薬による中毒があるので、私が実際に先程発破した庵治石の原石を間近で見れるのは後日になるとの事。
貴重な発破の現場をこの目で見れたことに感謝し、1日目の体験は終了した。
17日は午後3時に待ち合わせをして、昨日発破をした現場に向かった。
昨日は上からの風景だったが、下にから見上げる景色は壮絶以外の何ものでもない。。。
しかし…圧倒的な雰囲気に興奮しすぎて写真を取り忘れてしまった。。。
さて、肝心の原石だが…デカい。。。
私と比較するとどれだけ大きいかがおわりいただけるのではないか。
間近で見ると、なんとも不思議な感覚に陥ってしまった。
そして今回の庵治石はとっても締まっているとの事だそうで。
締まってる?
普通の感覚からすれば「石」は締まっているのではないか?
と、思うのが常であるが、庵治石の場合は塊で出てきてキズ(縦や横によけいな亀裂が入ってない事)が少ない事を「締まってる」と呼ぶと教えてもらった。
庵治石には独特の模様がある。
「斑(ふ)」と呼ばれる、世界でもこの石しかないとても珍しい模様なのだが、一つの大きな塊で出てくれば、この模様がしっかりと揃ったお墓が建てられるのである。
しかし、その塊にキズがあれば、どんなに綺麗な模様でもそのキズ一つで庵治石の価値が大きく変わってくるのである。
実際に沢山採れたように見えるが、今後この石を見極めていくと、墓石材として使えるようになるのは全体の1%程度だそうだ。
下の写真では石が縦にスパッと割れている。
これはキズの一種で「かさね(南北にかけ入るキズ)」と呼ばれる。キズに沿ってキレイに割れているのである。
小さい塊の石が見えるが、この石は墓石材として使えないとの事。
キズを見て、どのように使えばいいかを見分ける。
熟練の「眼」がなければできない技術である。
そして、先程の丁場で採石した庵治石の原石を、切って、削って、磨く、行程を見学させてもらった。
ここは株式会社NNストーンの作業場である。
まずは、切削機の大型ワイヤー・ソーにて切断。
このワイヤーにはダイヤモンドが付いており、「石材用の糸ノコ」だと思って下さい。
と、の説明を受けた。
そして、大口径の切削機で庵治石を切断している様子。
映像はダイヤモンドを使用した100インチのブレードの大口径だが、他にも中口径や小口径の切削機があった。
さて、下の写真は先程のダイヤモンドブレードで切断した断面である。
Photo①の庵治石は表面が白く濁っており、反射していない。
しかし、その石にただの”普通の水”をサッとかける…
Photo②のような模様が浮き出る。
これが「斑(ふ)」である。
そして水をかけただけなのに反射する。(写真を撮影してる私が写り込んでいる)
これは庵治石が水を吸わない性質だからこそ起こる現象の一つなのだ。
石内部には水が染み込まず、表面のほんのごくごくわずかな隙間にだけ水が溜まり、反射をおこすのである。
これを見た私が発狂したのは言うまでもない。
そして後悔した。。。
なぜ映像を残さなかったんだ。。。と。
下の映像は小口径の切削機で庵治石の香炉を作成している様子だ。
勘違いしないで欲しいのは、『庵治石を切るのは機械だが、コントロールすのは人だ』ということを。
日本が誇る、もの作りのプロ『職人』
故に、これをジャパン・クオリティーと呼ぶ。
こちらは磨いている様子。
ここにもジャパン・クオリティーが光っている。
伝統ある職人の魂は、キレイに切る、削る、磨く、だけではなく、お客様がどう思うかにも配慮している。
吹き出しの中にある『角の黒い点』がおわかりいただけるであろうか?
これが取れるか?取れないか?削れて角が折れるか?否か?
そんな瀬戸際のこだわりが私達日本人のDNAには組み込まれている。
機械であればこのまま、『はい。出来たよー。』の青ランプが付いて次の石がセットされるであろう。
同じハンドメイドでも、中国での加工技術がいくら上がろうとも、ここまでのクオリティーを目指すであろうか?
否、きっと我々がいくら言っても怪訝な顔をして、「意味わかんねー」と母国語でつぶやき、次の流れ作業に移る様子が目に見える。
下の写真は出荷寸前の庵治石である。
石の梱包は一本の柔らかい縄でありとあらゆる面が触れないように包まれるのである。
もしここで、この最終段階でキズが見つかれば商品になりません。
出荷前は我が子を送り出すような…嬉しくもあり悲しくもあるんです。
一通り工場を見終わり、あの有名な映画『世界の中心で愛をさけぶ』のロケ地へ
この風景。見覚えがある方も多いはず。
正面に見える山が、五剣山。
山肌が見えている場所で庵治石が採石されている。
この山全体で庵治石が採れるのか?
いいえ。あの山肌が見えている周辺でしか採石が出来ないそうだ。
この石あかりロードは今年で10年目。
中村卓史さんに色々と説明を受けながら石あかりロードを見て巡った。
町興しの一環で始めたこのイベント。今年はこの石あかりロードの約1kmを約8万人の人が訪れ、互いに笑顔を見せながら歩いたそうだ。
パワーストーンやらパワースポットなどという言葉があるが、まさにここがそうなのだと肌で感じる事が出来た。
どんなにここで、私が石あかりロードを話しても伝わらないだろう。
なぜか?
その場所に行って、その土地の空気を吸って、その土地の人と触れ合わなければ、絶対にわからない。
「そうだ!庵治に行こう!」
来年の石あかりロード開催期間中に上記ツアーを誠石材でやろう。
うん。決めた。やろう♬
中村節朗石材の四代目 中村卓史さんはこう語っていた。
「庵治石が墓石として仕上がる事は、本当に奇跡に近い確立なんです。
先程も見て頂いた、あの丁場から採れる石のうち、本当に満足のできる石になるのはたったの1%なんです。
だからこそ庵治石は日本の中、世界の中でも非常に価値のある石だと思っております。」
また、こうも言っていた。
「庵治石にも色々ありますが、ウチのが一番だと思って採っています。
多くの庵治石は白っぽい石の中に斑(ふ)がキレイに浮いていてとても上品に見えます。
しかし、ウチの丁場で採れる石は黒雲母(黒い鉱物)が比較的多く含まれています。
従って、全体的に黒いのでウチの石は黒口といいます。ただでさえ堅い庵治石の中でも更に堅い石なのです。
斑(ふ)の浮き方はあまり目立ちませんが、逆に存在感が一段と引き立つのが黒口の特徴であり、ビンシャ打ち(表面を磨くのではくザラザラの面で仕上げる方法)の場合、水に濡れた時に浮く斑(ふ)の模様はこの黒口の右に出る石はありませんね。世界一です。」と。
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さて、ここまでの長い長い庵治石 産地体験レポートを読んだあなたは、庵治石フリークである事は間違いないと思う。
なので、はっきり言わせてもらおう。
もし庵治石でお墓を建てようと思うなら今がチャンスだ。これは絶対だ。
冒頭で見た、あの大きな原石。しかも黒口の細目。
あの原石に出会うチャンスは。。。
たしかに庵治石は高級である。
国内、いや、世界中の墓石材の中でも超ハイクラスの石材である。
なので、中国産の石は当たり前の事、国産の石と比べても比較できな程。。。高い。1000万を超える事はザラにある、庵治石にとっては当たり前の金額である。
しかし、庵治石にはそれだけの価値がある。
また、出来上がった庵治石の墓石も売っているが、本当にそれでいいのかよく考えて欲しい。
お墓とは、最後に棲む家である。
今あなたが棲んでいる家はどんな家だろうか?
恐らく違うはずだ。
そんなあなたは、最後の家であるお墓にもこだわるはずだ。
石なんてどれも変わらないと思ってた。
確かに今まではそうであったに違いない。
しかし、今のあなたにはその違いが少しだけ、わかったはずだ。
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